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Git for z/OS

「バージョン管理地獄」は、さまざまな文書を扱う人誰もが抱える特別な悩みです。正規のバージョンをどのように判断するか?誰かが独自に加えた変更をメイン・プロジェクトに再統合するときはどうするか?どのバージョンが最新のものであるかをどのようにして知るか?

これらは、特にアプリケーションを開発するとき起こる厄介な問題です。多くの場合、同じコードベースで同時に多数のプログラマが作業しているため、コードをきれいにマージすることや、絶えず変更・追加されるソースコードに追いつくことは容易ではありません。1つのエラーがアプリケーション全体に致命的な影響を及ぼす可能性がある場合は、エラーをすばやく正確に追跡し、お客様(およびビジネス)が問題に遭遇する前に安定したリリースに戻す必要があります。これがバージョン・コントロールが必要となる理由です。

Git for z/OS バージョン管理の紹介

Git は、並行開発でよくある悩みを解決するために、2005年に設計された分散バージョン管理システムです。分散とは、グループ内の各ユーザーが自分のPC上に開発履歴のローカルコピーを保持していることを意味します。Git は登場後すぐに人気を博し、今日プログラム開発の世界で最も人気のあるソース管理とバージョン管理システムとなりました。Git は特別なトレーニングを必要としないため、デフォルトのバージョン管理システムになっていることが多く、高い人気を誇っています。

Rocketは Git のような一般的に普及しているツールを z/OS 向けに移植することに取り組んでいます。私たちは、プログラマーがメインフレーム環境で開発を行う際の障壁を低くすることを目指しています。Git は広く普及しており、ほぼすべてのプログラマーが学校や職場で使用したことがあるため、z/OS への移植の第一候補に決まりました。Git、Python、Perl などの言語やツールを含む Rocket のオープンソースツールと、z/OS 固有の開発言語を利用することで、プログラマーは、メインフレームの膨大な計算能力を活用することができます。

Git for z/OS でバグ追跡、並行開発のサポート、効果的なマージ戦略を

Git はその使いやすさ、スピード、シンプルさが高く評価されています。Git の作成者である Linus Torvalds 氏は、既存のコントロールシステムの難しさに苛立ち、パワーと使いやすさのバランスのとれたシステムを目指しました。Git はツリー構造を持ち軽量でわかりやすいアーキテクチャーで、スムーズな並列開発を可能にします。Git リポジトリへの各コミット操作は、以前のコミットに対する不可逆な変更となり、ユーザーはプロジェクトのコードベースに対するすべての変更を正確かつ安全にトレースできます。Git は開発時に生じる複数のブランチをマージするため、実績のあるアルゴリズムを採用しています。

これらの機能を組み合わせることで、開発チームはプロジェクト開発を迅速かつ安全に管理できます。30を超える無料の Rocket の z/OS 向けオープンソース・ツールと言語の一つとして、この Git の機能がすべてメインフレームで利用可能になりました。